水中ロボットを横須賀に!

2014年9月1日

昨今、ロボット産業があらためて注目を浴びている。災害時に活躍する災害調査・救助ロボット、介護での手助けになる介護ロボット、最近身近になってきたお掃除ロボット等、私たちの生活圏で多岐にわたってロボットが活躍し今後もその需要は増える事は確実視されている。

 そのような中、私は水中ロボットに注目していきたいと思う。

三方を海で囲まれ、浅海域・深海域が近くに存在しているこの横須賀に水中ロボットの一大拠点を誘致設立したいと強く、そして熱く思う。

 言うまでもなく日本は四方を海で囲まれている海洋国家である。平成19年に海洋基本法の施行に伴い内閣総理大臣を本部長とする総合海洋政策本部が設置された。海洋資源の開発、海洋環境の保全、海洋調査の推進などを国家プロジェクトとして推進するとされている。資源に乏しい我が国は、領土領海内で資源探査を行い先般、領海内に次世代のエネルギーとなるメタンハイドレートや、最先端産業には欠かす事の出来ないレアアースなどの 鉱物類が発見されている。今後、ますます海洋資源の探査・調査を行う上で必要不可欠となるのが「水中ロボット」ではないか。水中ロボットの必要は資源探査だけではなく水質のモニタリング海難救助、そして海底に設置されている様々な機器のメンテナンスのも必要とされている。違った面では水中映像をリアルタイムで撮影するにも必要とされている。海洋国家、そして技術大国を標榜するためにもこの「水中ロボット」分野で世界トップを目指すことも考えるべきだと思う。

 国は現在、特区構想、イノベーション構想の事業費を予算化し各地方自治体から「提案」を待っている。国が何かをしてくれるのを待つのではなく、その予算を取りに行動しなければならい。これは自治体間競争。

 横須賀の特性、優位性を見出し提案しなくてはならない。「なぜ、横須賀なのか」の答えを誰でもが納得するような提案でなければ受け入れられないし、受け入れられるような取り組みが必要である。

 人口減少で低迷している横須賀の起爆剤となるような取り組みを「水中ロボット」で行いたい。