委員会報告(経済部)

2010年3月8日

3月8日(月)22年度予算審議の内、経済部所管の予算について審議しました。
21年度と比べ新しい事業は6事業、拡大事業は10事業です。
経済部の所管は本市の商工振興と農林資産そして観光事業です。
 その中で、地産地消の観点から長井地区に建設するファーマーズマーケットの建設補助事業があります。23年6月オープンを目指し総事業費約3億3千4百万。内横須賀市としては22年度予算1億1千7百万を計上しています。(全額県からの補助金)横須賀市地場産の農作物を広め、農業関係者の活性化も図る「地産地消」事業です。県内で5番目になる予定のこのマーケットを長井地区ではなく中心市街地に建設した方がよいのではないかという議論がありましたが、建設用地の問題もありますが、マーケット内に展示する商品はJA(農協)に所属している農家の方が自分たちで、値付けから展示のような雑務までするため効率を考え農家に近い長井が選ばれました。市としては近くにソレイユの丘もある事から、単純なスーパー的な扱いではなく観光地としても利用者が集まる事を考えるの当然です。また、農作物の関係では今、外来生物(アライグマ・タイワンリス)による被害が拡大しています。22年度には対策事業として約2千万を計上しています。スイカ・ミカン・ダイコン等の農作物の被害額は平成20年度で約2百万円で農家にとっては大打撃です。一般家庭でも年間1千件の被害が出ておりタイワンリスは平成21年度2月の捕獲数は約900頭と前年を大きく上回っており、また最近ではハクビシンが増えつつあり今後の被害拡大が予想され、行政としてもしっかりと対策を取らなければなりません。観光については、新たな取組みとして「横須賀おみあげコンテスト」を実施し本市の集客効果向上とお土産業者の活性化を図るとともに、さらに観光地の整備を行う予定です。特に追浜の地下壕は今でも人気で最近では全国放送のテレビ番組の中でも紹介され期待が持てる観光地です。
 経済部の予算採決は17日に行います。