問責決議

2015年12月15日

12月15日(火)第4回定例会が終了しました。最終日、市長に対する問責決議が上程され賛成多数で採決されました。

 今回の問責の件はごくごく単純な本会議場での一般質問に対する答弁に端を発しています。横須賀製鉄所創設150周年記念事業の一環として行った帆船日本丸招致事業で、久里浜港に決定した経緯についての質問で有ります。質問の趣旨は「浦賀で建造された日本丸が何故浦賀に里帰り寄港するのではなく久里浜になったのか」です。浦賀の住民の方々からの疑問を議員が受け止め質問をしたところ、久里浜港に決定したのは「日本丸側の希望」との市長答弁でした。これを聞いて誰もが、それだったら仕方がないと思ったことでしょう。私もそう思いました。しかし、事実は異なっていました。

 事実は横須賀市側から日本丸に対し、久里浜港寄港を書面にて要望していたことです。こうなると、議会での答弁は何だったのか、「虚偽答弁」という事になるのは当たり前で、その後複数の議員が質問をしましたが、市長以下全員が誤解していた、勘違いしていたとの答弁で、答弁訂正も謝罪もなされませんでした。

 議会は市民からの意見、要望を把握して市民に変わって市長に質問をしています。その議会で「虚偽」がなされてしまっては、信頼の中で行われている議論が出来なくなるのではないかと危惧されるところです。これは看過できないのは当然ではないでしょうか。

 行政と議会は信頼関係の基に市政運営をしていかなければなりません。