ルシア号廃止について

2012年3月3日

平成24年度予算には、廃止・休止の事業がいくつかあります。その中に福祉バス「ルシア号」の廃止がありました。

 ルシア号は、平成7年度から60歳以上などの市民が無料で市内10コースを運行していました。平成23年度予算は約3千万円で、利用者は約750人。

 ルシア号の運行コースが概ね京急バス路線と同じであること、高齢者に便利な「はつらつシニアバス」への市の助成、費用対効果などから廃止の方向には一定の理解を示します。しかし、新政会は廃止の時期と周知方法について反対します。

 新年度予算が議会で評決される3月27日から同月31日までの4日間で、4月1日からルシア号廃止というのでは、余りにも利用者への周知期間が短すぎます。また、市の考えている主な周知方法が、市職員がバス停に先回りして、利用者に廃止の説明をするというのは余りにも稚拙です。

 新政会は、平成24年市議会定例会の教育福祉分科会、予算決算常任委員会で、ルシア号廃止に関して①市の施策で廃止する事業は、事前に利用者に丁寧に説明することが必要であること②廃止には1カ月間の周知期間が必要であることを発言し、行政に対し1か月の期間ルシア号を継続運行して理解を図ること、として予算の修正動議を提出し本会議で採択されました。