100条委員会

2016年2月9日

2月9日(火)、100条委員会が開催されました。今回は職員採用問題で市長出席のもと質疑が行われました。横須賀市は職員採用に当たって、第三者からの紹介等は一切受け付けておらず、紹介行為があった場合は横須賀市職員倫理条例に抵触する事となり受検を遠慮いただくとしています。職員倫理条例とは、職務の執行の公正さに対する市民の疑惑、不信等を招くような行為の防止を図り、もって公務に対する市民の信頼を確保するための条例です。このことを前提に今回市長と質疑を交わした。職員採用の経緯は元々市長が「推薦」をした人物を3年の任期付職員として採用したのが始まりです。その後、3年の任期が来ると市長の方針(当時の所属長は任期延長を求めていない)のもと1年延長が2回行われ5年の任用が行われてきましたが、任期切れに際しその職を一般職として公募し13名の応募のもと試験が行われました。結果は言うまでも有りません。私は今回違法性を問うているわけではなく、あくまでも倫理条例に照らし合わせての質疑を交わしました。公募試験の面接官に市長自身が面接をして公平性を保てるのか。所属長が面接官として面接して公平性を保てるのか。市長は私情を挟むことはしていないと言い切っているが、席にも書きもしたように市民から見て、或いは一緒に公募試験に応募した方々が見てどう思うかである。やはり、不信に思うのは普通ではないかと思う。やはり人間なんだからそうはいっても甘くなるのは否定できないのではないか。現に、論文の採点者は誰が書いたかは知らないようにしている。何故かといえば、そこに私情を挟みこむ余地をなくすためであり、倫理条例に抵触しないようにしているからである。質疑の最後には今回の採用試験に当たっては他のやり方もあったと認識を示されましたが、終始問題とは思っていないとの事です。  市長の問題は一切ないとの発言で関係した部長を始め関係職員は同じように問題ないとしか言えない。今回の件で私は職員倫理条例そして市長自ら制定した「市長及び副市長の服務及び倫理に関する規範」の実効性はなくなるのではないかと危惧する。