堀の中の成人式

2015年1月15日

1月15日(木)、久里浜少年院の成人式に出席しました。 式は当然のことながら、塀の中でおこなわれ今年は43名の院生が成人を迎えました。 久里浜少年院は12歳から20歳未満の反社会的な傾向が顕著な者、問題性が複雑・深刻で特別な処遇が必要な者及び外国人少年を収容し、ここ数年間は入院者増加傾向にあり約90人が入院しています。 久里浜少年院後援会は、少年の矯正教育の手助けを主に、少年院で生活する少年たちの実情を踏まえ訓練教材や衣食住の向上、改善を図って彼らの健全な社会復帰の援助を行うために活動しています。家庭環境の複雑な少年等は親が面会にも来てくれず、差し入れもなく孤独や絶望感を深める子も少なくありません。 1年間で犯罪を犯した犯罪者の内、約4割が再犯者で、その4割の再犯者が事件の約7割を犯している状況を見ると、矯正教育は必要と私は考えています。 今年の成人には様々な団体から紅白まんじゅう、名刺入れ、そして2色ボールペンを記念品として贈答しました。