谷戸対策

2013年3月11日

横須賀は、地形がら谷戸が多い地域です。近年、横須賀市の人口が減る中減少率が高い地域が谷戸地域です。人口が減れば、空き家も多くなるのは当然です。議会として昨年、空き家対策に関する条例を制定し、市民の住環境を守るために市と協力して対応しております。  来年度の予算では、谷戸対策費として計上されていますがここで疑問が一つあります。市としては長期計画でコンパクトシティーを目指すとしています。駅周辺の交通の便がいいところを整備し、市民に住んで頂こうと考えています。長期的にこのような考えがあるのに、谷戸対策として空き家を市が購入し市民に住んでもらう計画があります。簡単に言えば市が不動産屋さんみたいな事をやるという事です。はたして、空き家を市が購入する必要があるのか? 長期計画と矛盾がないか? 疑問があります。  谷戸から人が流失する原因は交通が不便だからだと私は思います。車が入らず、また、階段が何十段とあるところは、やはり人は敬遠しがちです。  市として、空き家を購入する事で谷戸対策になるのであろうか。市が本気で谷戸対策を考えるならば、車が入れるように道を広げることだ。先にも言いましたが、谷戸=交通不便。市は、谷戸から人が減っていく原因を考え対策していくのが当然だと思います。  空き家に県立大学の生徒さんに住んでもらう事により、地域コミュニティを守るとも言いますが、土地など処分できる財産は処分してる状況の中で、新たに空き家を購入し資産にする必要性を感じません。  10年後に売るとの計画もありますが、果たして売れるのか? 疑問が多くあります。