第三海堡移設!
2010年8月7日
8月7日(土)現在浦郷町の民間施設内に展示している第三海堡の構造物の移設工事が行われました。 第三海堡は、明治時代帝都「東京」を護る為、東京湾口部の海中に造られた砲台です。水深約39メートルもあり、潮流も厳しい湾内に人工島の工事は当時世界的にみても無かったそうです。このような貴重な遺産も波浪により崩壊が進み、半ば暗礁化してしまい、浦賀水道航路のこの付近では海難事故が多発するようになってしまいました。そのため、構造物の撤去作業が平成12年から始まり、構造物の一部が浦郷の民間施設内に移設展示していました。今回この構造物を民間施設内から夏島都市緑地に移設し、周辺の貝山緑地、貝山地下壕、夏島貝塚などの歴史遺産と連携をはかり活用する計画です。 写真のクレーン船は、3,000トンを吊り上げる能力があるそうです。