市内ゆかりの製品優先購入
2014年6月19日
6月18日(水)、総務常任委員会で話題となった「市内ゆかりの製品」優先購入。市内ゆかりの製品とは、市内に事業所を置く5社(日産自動車、岡村製作所等)の製品の事で、市が物品を購入する際はこの業者の製品を優先的に購入するとしたものです。 この考え方は間違ってはいないが、問題なのは価格の事である。同等品の価格より1割高くても優先して購入すると表明したことは異論が出て当然の事ではないか。優先購入するにも、やはり価格的な事を考慮しなければ継続してできる事業ではなくなる可能性は高い。 今回の報道で「高い」という印象を持たれた企業はいい迷惑だろう。 市内企業を助けるはずの事業が逆に足を引っ張るようなことのなったら本末転倒である。 また、市内業者優先購入に関して、勘違いもあるようだ。現在、事務用品を購入する形態として「アスクル」などがあるが、この「アスクル」などを利用すると市内業者から購入にならないと勘違いがあるようだ。簡単に言うとアスクルはメーカーで必ずその商品を扱う代理店がある。アスクルを利用する場合、どこの代理店を経由しているかの問題であり、市内業者が代理店ならば問題はないのではないか。 今後も、この事業は議論を呼びそうである。